ラ・ラ・ランドの小ネタ・伏線まとめ!ラストシーンの意味を徹底解説

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映画「ラ・ラ・ランド」の小ネタや伏線、見どころを徹底解説します。ラストシーンは切ない結末? それともハッピーエンド? その意味についても詳しく紹介します!

映画『ラ・ラ・ランド』は、2016年に公開されたミュージカル映画です。

監督はデイミアン・チャゼル、主演はエマ・ストーンとライアン・ゴズリングです。

2017年の第89回アカデミー賞には14部門でノミネートされ、6部門(監督賞、主演女優賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞、撮影賞)で受賞しました。

ちなみに14ノミネートは、『タイタニック』『イヴの総て』と並ぶ最多の記録です。

映画「ラ・ラ・ランド」は、ロサンゼルスを舞台に、夢を追う若者たちの恋を描いた作品。

原題「La・La・Land」という言葉には、「ロサンゼルス」の意味のほかに、「夢物語」「恍惚とした精神状態」という意味があります。

これは、アメリカのスラング(俗語)。「ラ・ラ・ランド」は、まさに映画の内容にふさわしいタイトルがつけられていますね。

色鮮やかなミュージカルシーンや、切なくも美しいロマンティックなラストが話題となり、劇場に何度も足を運ぶリピーターが続出しました。私も何度もVODで観てしまいます。

すでに映画を観た方なら、どれほど素晴らしい映画だったかはご存知かと思いますが、実はこの映画、見逃してしまいそうな隠し要素がたくさんあるんです!

この記事では、そんな「ラ・ラ・ランド」について詳しく解説します。

映画を初めて観る方はもちろん、もう一度見る際にも、ぜひ参考にしてくださいね!

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目次

「ラ・ラ・ランド」のストーリーについて

「ラ・ラ・ランド」のあらすじ(ネタバレなし)

映画「ラ・ラ・ランド」は、ジャズピアニストのセバスチャンと女優志望のミアの二人が出会い、恋に落ちる物語です。

二人はお互いに夢を追いかけ、挫折や困難を経験しながらも互いを支え合い、成長していく姿が描かれています。

夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。

映画「ラ・ラ・ランド」公式サイトから

セバスチャンは、自分の音楽を演奏するジャズクラブをロスで開くことを夢見ていて、ミアは、オーディションを受けながら、女優としてのキャリアを追求しています。

物語は、二人が再び出会い、過去と現在、幻想が交錯する中で、感動的なエンディングを迎えます。

音楽やダンス、映像などを巧みに合わせた素晴らしい演出で、映画「ラ・ラ・ランド」は、世界中で高い評価を得ています。

「ラ・ラ・ランド」の伏線、隠し要素とは?

この映画には、隠し要素や小ネタがたくさんあります。

ダンスシーンはほぼワンカットで撮影

まず、映画の中での素晴らしいダンスシーンは、ほとんどが1カットで撮影されたということです。

ほぼすべてが「一発勝負」なので、一人のダンサーがミスをしたら最初から撮り直し…

そう思いながら観てみると、一つのミュージカル映画をつくり上げることの大変さや執念を感じますよね。

ライアン・ゴズリングのピアノは本人の生演奏

さらに、映画の中でセバスチャンがピアノを弾くシーンは、実際に俳優のライアン・ゴズリング自身が演奏しています。

彼は、撮影のために約3か月もの間、ジャズピアノの猛特訓をしたそうです。

手元アップの演奏シーンでも代役は一切使わずに演じ切ったプロ根性にも注目しましょう!

映画のラストシーンで使われた曲のメロディーは、映画の冒頭でセバスチャンがピアノで弾いていた曲と同じ。

映画の中でのカフェの名前「Lighthouse Cafe」も注目です。このカフェは、1950年代にジャズミュージシャンたちが集まる場所として有名でした。

「ラ・ラ・ランド」のオープニングに隠された意味について

「ラ・ラ・ランド」の高速道路でのオープニング場面解説

映画「ラ・ラ・ランド」のオープニングシーンは、混雑した高速道路での渋滞中に、歌いながら踊るドライバーたちの群衆を描いています。

このシーンは、映画のテーマである「夢を追う人々」を象徴しています。

ドライバーたちは自分たちの目標に向かって進むために、思うようにはいかない渋滞の中で歌い続けます。

「夢追い人」は大勢いるということ、そして彼らが自分たちの夢を追いかけるために、時には前に進むことが困難な渋滞に巻き込まれることもあるということです。

しかし、彼らは諦めずに歌い続け、自分たちの夢に向かって進み続けます。

オープニングに隠された意味とは?

このオープニングは、往年の名作ハリウッド映画へのオマージュも含まれています。

オープニングナンバー”Another Day Of Sun”のミュージカルシーンは、『ロシュフォールの恋人たち』から。若き日のカトリーヌ・ドヌーヴが主演した作品ですね。

実はこのオープニングには、映画のテーマやストーリーの鍵となる要素が隠されています。

この演出に注目することで、より深い映画の世界観を楽しむことができます。

ヒントは「Another Day of Sun(アナザー・デイ・オブ・サン)」の歌詞の内容。

この曲の歌詞には、二人の未来を暗示する重大な伏線がはられているんですよ!

歌詞の内容にはこうあります。

「いつの日か 彼はいすに座って 明かりは消えて」
「私の顔を目にするの そして思いを巡らすの」

これはラストシーンで、彼=セバスチャンが、想像の世界に思いを巡らせる場面と重なっています。

ここからの流れは、実際にぜひ映画のラストを見てくださいね👇

「ラ・ラ・ランド」にオマージュされたミュージカル映画について

「ラ・ラ・ランド」でオマージュされたミュージカル映画とは?

映画「ラ・ラ・ランド」は、ミュージカル映画のオマージュが散りばめられています。

ラ・ラ・ランドはハリウッド黄金期のミュージカル映画から、多くのインスピレーションを得ています。

「ラ・ラ・ランド」に登場するミュージカル映画の名前

映画冒頭のオープニングだけでなく、不朽の名作ミュージカル映画のオマージュが満載なのが、「ラ・ラ・ランド」の特徴です!

ざっと映画のタイトルだけを挙げても、

「踊らん哉」(1937)、「踊るニューヨーク」(1940)、「踊る大紐育」(1944)、「巴里のアメリカ人」(1951)、「雨に唄えば」(1952)、「バンド・ワゴン」(1953)、「赤い風船」(1956)、「パリの恋人」(1957)、「ウェストサイド物語」(1961)、「シェルブールの雨傘」(1964)、「スイート・チャリティー」(1969)、「グリース」(1978)、「ムーラン・ルージュ」(2001)

などなど。

古き良きミュージカル映画の雰囲気を取り入れていて、ミュージカル愛が満載です!

これらの作品を探すだけでも、映画ファンにとってはワクワクですよね。

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ちなみに、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングがこれまで共演している『ラブ・アゲイン』(2011年)と『L.A.ギャングストーリー』(2013年)もおすすめ!

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「ラ・ラ・ランド」のラストの意味について

「ラ・ラ・ランド」のラストのシーンの解説(ネタバレ少々あり注意)

映画「ラ・ラ・ランド」のラストシーンは、主人公のセバスチャンとミアが想像する夢と現実が交錯するシーンです。

セバスチャンが想像する夢の中では、主人公のミアと彼が結婚し、幸せに暮らしている様子が描かれます。しかし、実際の現実では、彼らは別々の道を歩むことになります。

このシーンは、夢と現実の区別が曖昧になっている点が特徴的です。

二人の運命の分かれ道が表現されていて、音楽やダンス、映像の美しさと共に、感動的なラストシーンとなっています。

「ラ・ラ・ランド」のラストの意味とは?バッドエンドなの?

映画「ラ・ラ・ランド」のラストシーンで、二人は再会しますが、最後にはお互いにそれぞれの人生を歩み始めます。

このシーンは、夢を追い続けることは「孤独」であるということを教えてくれます。

このラストシーンは「バッドエンド」なのかという話があります。

しかし、この結末は二人にとってはハッピーエンドなのです。

なぜなら、この映画のメインテーマは、二人が結ばれる「ラブストーリー」ではなく、夢を叶える「サクセスストーリー」だからです。

ミアの夢は女優になることなので、どこの場所にいても叶えることができます。

一方で、セバスチャンの夢は「ロスで」ジャズクラブを開くことです。

すなわち、「セブの店」はロスでないと叶わない夢なのです。

映画を観た人の中には、ミアのことを「お金のために結婚した」とか「女優になるきっかけをつくってくれたセバスチャンを裏切った」という人がいらっしゃいます。

しかし、私はむしろ、セバスチャンが自分の夢を実現するために、彼はミアと一緒にパリに行かなかったと思います。

夢を追い続けることは簡単ではありません。犠牲となることもあるかもしれません。

しかし、セバスチャンとミアは、挫折や困難を乗り越え、それぞれの夢を実現するためにベストを尽くしました。

その生き方に、きっと後悔はないはずです。

ラ・ラ・ランドのラストシーンはハッピーエンドです!【結論】

以上の理由で、ラ・ラ・ランドはハッピーエンドの作品とさせていただきました!

ラストシーンで、ミアが一瞬振り返り、お互いが微笑んだ後にセバスチャンが頷く…

お互いを称え合うような二人の姿が、すべてを物語ってくれていますよね。

もしかすると、二人は一緒になることが幸せだったのかもしれません。

一緒になることだけが愛の形ではないのかもしれません。

夢への情熱を貫き通した二人の切ない輝きは、私たちに大きな感動を与えてくれました。

以上、ラ・ラ・ランドの解説でした!

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「ラ・ラ・ランド」の感想や評価

「ラ・ラ・ランド」は、映画ファンから高い評価を受けている作品です。

音楽、ダンス、演技、ストーリーなど、あらゆる要素が素晴らしく、主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの演技も大きな感動を与えました。

今もなお、感動は続いています!

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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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