ゴッドファーザーの小ネタと伏線、考察まとめ

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映画史に輝く名作「ゴッドファーザー」は、家族愛や忠誠心、権力といったテーマを通じて、人間の本質について深く掘り下げた作品です。

個人的には、誰もが人生の中で、一度は見てほしい傑作の映画です。

この記事では、映画の小ネタや考察、ラストシーンの伏線について解説します!

2022年は「ゴッドファーザー」公開50周年でした。

同年2月には東京と大阪で、シリーズ3部作を3日間限定で4K記念上映が行われました。

ちなみに3部作の最終章「マイケル・コルレオーネの最後」は、日本ではこれが初の劇場公開だったんですよ。

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以下、ゴッドファーザーの小ネタについて、解説します!

目次

小ネタ1:ゴッドファーザー主演のアル・パチーノのギャラは安かった

「ゴッドファーザー」で、マイケル・コルレオーネ役としてアル・パチーノが主演した際のギャラは3万5000ドルでした。

これは、トムを演じたロバート・デュバルより1000ドル安く、ケイを演じたダイアン・キートンやソニー役のジェームズ・カーンとは同額だったんです。

小ネタ2:映画ゴッドファーザーで最も費用がかかったシーンは?

映画の中で最も費用のかかったシーンはソニー・コルレオーネの暗殺シーンで、10万ドルがかかりました。

車には200以上の穴がドリルで開けられ、ソニーを演じたジェームズ・カーンは127個もの爆竹を身にまとって演じ切りました。

小ネタ3:マウスピースをはめてビトーを演じたマーロン・ブランド

頬が膨らんだ風貌が特徴のドン・ヴィトー・コルレオーネ。

マーロン・ブランドは、ヴィトーを演じる際、歯医者がつくったマウスピースをはめています。

役のオーディションの際は、コットンを口にふくんで、頬を膨らませて挑んだそうですよ。

ですが、マーロン・ブランドの出演している時間は1時間に満たないんです。存在感の大きさは時間ではないんですね。

当時、マーロンは40代…貫禄あり過ぎです。

小ネタ4:二人の俳優が一人の役で、アカデミーを初受賞

マーロン・ブランドとロバート・デ・ニーロは、二人ともヴィトーを演じました。そしてオスカーを受賞しました。

同じキャラを、2人の俳優が演じてオスカーを受賞したのは、この時が初めてだったんですよ。

小ネタ5:撮影に使われたベッドの馬の首は「本物」

ジャック・ウォルツが、自分の愛馬の首を切られて、絶叫するシーン。

この撮影に使われている馬の首は「本物」なんです!

シーツにベットリと付いた血もすべて本物!

撮影場所の近くに屠殺場があり、撮影費用を安く抑えるためにも、そこから馬の首を借りたとか(笑)

ウォルツを演じたジョン・マーリーによると、リハーサルではレプリカが使われたとのこと。

あの絶叫は、本番でいきなり生首が出てきた驚愕の叫びだったんですね~

以下は、映画の考察、見どころについての解説です!

考察1:ドン・ヴィトーの苦悩と家族愛

映画「ゴッドファーザー」は、マフィアのドン一家を描いた作品でありながら、その真髄は「家族の絆」にあります。

ドン・ヴィトーは、強欲や権力欲に駆られることがありましたが、家族のためには命を投げ出すことも厭わない、献身的な人物として描かれています。

この家族愛とドン・ヴィトーの苦悩が、本作の見どころのひとつとなっています。

ドン・ヴィトーの苦悩は、家族を守るためには残酷な手段も選択しなければならないという、モラルの葛藤によるものです。

彼は普段は冷静沈着な人物として描かれていますが、一旦家族の安全が脅かされると、容赦ない行動に出ることもあります。

その一方、彼は家族を守るためには自分が犠牲になることも厭わない優しさを持ち合わせています。彼は家族を守るために、自らが責任を負うことを示しています。

また、ドン・ヴィトーと息子たちとの関係も、本作の見どころのひとつです。

長男ソニーは、父に対して時に反抗的な態度をとり、ドン・ヴィトーと対立することもありましたが、父を心から尊敬し、信頼していました。

次男フレドは、自分の意見を主張できない弱さがありました。対立を恐れ、意見を押し殺し、自分の思い通りにできないことに苦しんでいます。

三男マイケルは、最初は家族から距離を置いていましたが、父が襲撃されたことでファミリーの一員として立ち上がる決意を固めます。

マイケルは父の復讐のための計画を練り上げ、父を守る行動を起こします。

マイケルは、敵対する他のマフィアファミリーを打ち負かすことにより、コルレオーネファミリーのトップに立ち、後継者となります。

彼は、父と同様に冷静で計算高く、優れた戦略家であり、彼の下でファミリーはますます強力になっていきます。

マイケルは父から受け継いだ「家族の価値観」を守りながら、時代の変化にも対応し、新たなビジネスを展開していきます。

父の遺志を継承し、家族と共に団結し、敵対するマフィアや政治家たちに対しても、強い意志を持って立ち向かっていきます。

マイケルは、家族の中でも孤高の存在ではありますが、愛する人々を守るために尽力し、家族の伝統を守り抜く姿が描かれています。

そして、その物語は、愛と忠誠、そして絶対的な権力を手に入れることの「代償」がリアルに描かれているのです。

考察2:映画史に残る名優たちの演技力

「ゴッドファーザー」は、名優たちが集結した傑作映画としても知られています。

実際、登場する俳優たちは映画史に残る名演技を披露していると言っても過言ではありません。

本記事では、その中でも特に注目すべき演技の妙味について紹介します。

まず印象的なのは、マイケル・コルレオーネを演じたアル・パチーノです。

静かながら強い演技を見せ、ドン・コルレオーネと対立する人物への嫌悪感を表現しています。

マイケルは、最初は家族から距離を置いていましたが、父を守るために次第にファミリービジネスに関わっていくようになり、物語が進むにつれて変化していきます。

アル・パチーノは、そんなマイケルの心情を見事に表現しており、特にラストシーンの孤高の表情は、見る者の心を打ちます

マフィアのボスであり、マイケルの父、ドン・コルレオーネ役を演じたマーロン・ブランドの演技は圧巻です。

強いリーダーシップとともに人間味あふれる演技を見せており、彼が演じるドン・コルレオーネは、冷静沈着で非情にも見える一方で、愛する家族には優しく思いやり深い人物として描かれています。

表情や仕草からは、内面に渦巻く複雑な感情が伝わってきますし、孫の顔を愛おしそうに見つめる場面では、演技の幅を感じますね。

名優たちが集結し、それぞれの役に脈々とした命が吹き込まれ、彼らの演技力が物語を一層盛り上げていきます。

ほかにも、ドン・コルレオーネの長男ソニーを演じたジェームズ・カーンの情熱的な演技や、その他のキャスト陣も役に実に見事にハマり、物語の雰囲気を高めています。

こうしたキャストたちの演技によって、マフィアの世界にリアルな人間ドラマを与えています。

彼らが演じるキャラクターは、時に悪辣な行動を取りながらも、愛や忠誠心、そして家族の大切さといった普遍的テーマを表現しています。

このように、映画「ゴッドファーザー」は傑出した演技によって人物像が深められ、物語の色彩をより鮮やかに描き出しています。

それは、今でもこの名作映画が多くの人々に愛され続ける大きな理由の1つです。

考察3: マフィアの戦略と組織力も見どころ!

「ゴッドファーザー」は、マフィアの一家の物語ですが、この映画の大きな見どころの一つは、マフィアの生き残りのための戦略や組織力でもあります。

ドン・ヴィトー・コルレオーネが自分のファミリーを守るための戦略を巧妙に計算し、人々を操っていく様子が緻密に描かれています。

たとえば、縄張り争いの解決や魑魅魍魎の交渉、マフィアの五大ファミリーとの抗争など、数々の場面でドン・ヴィトーの頭脳が冴え渡ります。

マフィア同士の魑魅魍魎の駆け引きも、見る者を魅了します。

Youtubeの切り抜き動画にも、ちょっとしたシーンがアップされていますね👇

こんな短いシーンを見ただけでも、ただただ名作映画だと感じませんか?

個人的には、この後、ソニーがパパからお説教を受けるところが好きです。

ファミリーのボスであるドン・ヴィトーは自分の仲間を守るため、必要な時には非情な行動に出ることもあります。

そんな決断も、過酷な世界で生き延びるためには欠かせなかったのかもしれませんね。

この映画を見ると、どの登場人物も個性的で深い内面性を持っていると同時に、マフィアという組織の中にあっても独自の道徳的コードを持っていることがわかります。

その非情な行動は、それぞれのキャラクターたちが自分なりの正義や信念をもとに、自分たちの心に基づき、導かれたものであることが理解できます。

ドン・コルレオーネは常に計算された人物であり、何が起ころうとも冷静な判断力で、自身と自分の家族を守るために行動します。

彼の信念は、「正義と復讐」です。

彼は彼自身のコミュニティを守るために、あらゆる手段を使います。敵を倒すための必要な行動に躊躇はしません。

息子のマイケルは、ファミリーの中で当初、非常に複雑な役割を果たしています。

彼は、戦争に行っていたこともありますが、最初は父親とは反対の非暴力主義者でした。しかし、彼は徐々に、彼自身の信念と彼の家族のために力の行使を選択し、その手段を学びます。

彼は、ドン・ヴィトーが力を使ったことは家族を守るためだったことと理解し、それが正義であると考えるようになります。

マイケルは、父親の足跡をたどって、自分自身を「ドン・コルレオーネ」として認識するようになり、家族を守るために行動するのです。

考察4:ファミリーの絆と情愛

「ゴッドファーザー」でコルレオーネ家のファミリーは、強い絆で結ばれた一団として描かれています。

劇中でドン・ヴィトーを取り巻く一家は、彼に忠誠を誓い、長男のソニー、次男のフレド、三男のマイケルは、それぞれの立場や性格が異なりながらも、強い絆で結ばれていました。

特に、マイケルはドン・ヴィトーの晩年に、ドンの側に立って家族を支え、また、後継者として自らもマフィアの道を歩むことになります。

彼は、家族のためには何でもやる強い忠誠心を持つようになり、父親に対する深い愛情も描かれています。

『ゴッドファーザー』は、冷徹なマフィアの世界を描きつつも、人間的な情愛を描いた作品です。

ファミリーという絆があるからこそ、彼らは困難を乗り越えることができました。

一方で、マイケルは妻のケイとの間で対立を深めていきます。

マイケルはビジネスに集中し、ケイとの関係を疎遠にしていたため、彼女はマイケルの浮気やビジネスの危険性に対する懸念を募らせていきました。

劇中では、マイケルの私生活での葛藤が描かれ、彼の内面の変化が物語に反映されます。

彼は組織のトップとしての責任を果たすため、非情になることもありますが、同時に自分の過去の過ちを振り返り、改善しようとする姿勢も見せます。

このように、「ゴッドファーザー」はビジネスと家族の情愛が複雑に絡み合った壮大な物語です。

一筋縄にはいかない人生そのものが描かれているからこそ、今なお世界中の多くの人々からの共感を得て、長年にわたり愛され、大きな影響を与え続けているのでしょう。

映画タイトルの伏線回収-「ゴッドファーザー」の意味とは?

最後に、そもそも「ゴッドファーザー」とはどのような意味なのでしょうか。

これは、カトリック教会において“洗礼式に選定される代父”のことであり、子どもの信仰の深まりを助ける教父のことをいいます。

洗礼を受けた子どもの世俗的な援助を行うこともあり、その後の生涯にわたって、第二の父として“人生の後見を担う立場の人”のことなのです。

ラストシーンでは、子どもの洗礼と「人○し」の場面をカットバックするシーンがありますが、これは「人○し」という残酷な場面を描きながらも、映画史に残る美しい名場面です。

ファミリーの後見人となる「ゴッドファーザー」のマイケル。

「人○し」によってファミリーの安全を確保するという、映画タイトルの伏線回収ともなるラストシーンなのでした。

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